伝わらないものは伝わらない。
そろそろ別の方法を考えた方が良い。
戦争を知らない子供たちの子供たちは、おそらく、とても冷ややかな目で、八月の恒例行事を見ているはずだ。
「よくわからないんだが、誰かこの状況をガンダムになぞらえて説明してくれ」
「事態が飲み込めないオレに、どうかドラゴンボールで説明してくれないか?」
「これ、ジョジョで言うところの○○と考えて良いのか?」
「つまり、鳩山兄はラオウってことでFA?」
と、2ちゃんねるには、互いの世代言語を交換し合って、なんとか理解しようとする試みの萌芽が伺える。
ここにヒントがあるようにも見えるのだが、とある事情通に言わせると、あれは「世代の間で、伝わりそうで伝わらないことを楽しむゲーム」であるらしい。
「ん? どういう意味だ?」
「だからオレらから見れば、若い連中はしょせん量産型のザクだってことです」
なるほど。
自分たちの世代の真意が、自分たちよりも若い連中にはどうせ伝わらないということを彼が言っているのだとすると、その彼の慨嘆が、彼らよりずっと上の世代である私に伝わっていると彼が思っていることについて、私はどんな返答を返すべきなのであろうか。